発達グレー小3息子と、中学受験することを決めました

発達グレーの子育て

こんにちは。40代、小学3年生の息子がいる母です。
今日は、発達障害グレーゾーン(ASD・ADHD傾向)の息子と一緒に「中学受験をする」と決めた理由について、備忘録を兼ねて記載したいと思います。

わが家のプロフィール

  • 子供:小学3年生の男の子
  • ASD・ADHDの傾向あり
  • 普通級に在籍中。授業にはついていけているが、集中力の持続や板書、コミュニケーションに課題あり、週1の支援級に行こうか現在検討中
  • 学習歴:公文は同一内容の反復が向かず敗退。市販のワークをちょこちょこ
  • 受験系:無料の小学生模試を何度か受けた、受験用の市販ワークもちょこちょこ
  • 父母:40代、ともに中学受験組。
  • 父は教育熱心な家に育ち中高一貫の男子校卒
  • 母は気ままな一家に育ち、制服に一目ぼれした中高一貫の女子校卒

中学受験を決めた4つの理由

① 「内申点」への不安がぬぐえない

息子は協調性に課題があり、集団行動や空気を読むことが苦手です。
今はありがたいことに、理解ある先生やクラスメイトに恵まれ、穏やかに過ごせています。
でも、このまま公立中学に進学し、高校受験を迎えたときに気になるのが「内申点」。

どんなにテストで点が取れても、提出物や授業態度、協調性などが評価に影響するのが現実です。
息子の特性を考えると、そこが大きなハードルになるのでは…と不安がいっぱい・・

中学受験にも内申書はありますが、やはり「学力試験」の比重が高い。
努力が結果に結びつきやすい仕組みの中で、息子の力を試してみたいと思いました。

② 息子に合う「居場所」探し

学校ごとに本当にカラーが違うのが私立中学。
男子校・女子校、理系に強い学校、芸術や探究活動に力を入れている学校など、選択肢が豊富です。
まだ調べ始めたばかりですが、きっと本人が目指したくなる学校があると思っています。

息子は興味のあることにはとことん集中できるタイプ。
だからこそ、本人の「好き」や「得意」を伸ばしてくれるような学校があるのでは?と考えました。

「みんなと同じ」は難しいから、「自分らしさ」を大切に、自己肯定感が下がらず、「ぼくは、ぼく」と思える、そうできる環境を探そうと思ったのが大きなきっかけです。

しかも今や数学だけで受験できる学校やマイクラ受験(!?)なるものもあるんだとか。すご。

③ 「個性」を受け入れてもらえる環境を求めて

息子は、ちょっとしたことで周りとトラブルになることもしばしば…。担任の先生とは週に2度は電話でお話しています。

そのほとんどは、本人は悪気がなくても、こだわりが強かったり、感情のコントロールが難しかったり…。相手の言葉の空気感が読めず、気持ちが上下したり。。
何かあるごと、周りと本人から状況を聞くと、ほぼ周りが原因ではなく、とにかく本人の受け取り方が不得手で不器用で、それでコミュニケーションが行き詰まる、というようなパターン。
今は寛容な友人と、親身な先生と出会え、理解してもらいながら過ごせていますが、そんなラッキーなかなかないよな、、と。

そんな中でよく耳にするのが、「受験がんばり校の子たちは、他人に干渉しすぎない。個性を尊重する雰囲気があるよ」という声。

もちろん一概には言えませんが、
「自分は自分、人は人」と考える子が多い環境なら、息子も少しは安心して過ごせるのではないかと思いました。

④ 中高一貫で“ゆとり”を持って過ごしてほしい

中学受験を経て中高一貫校に進めば、6年間同じ環境で過ごせます。
これは、環境の変化に弱い息子にとって、大きな安心材料です。

3年ごとに受験があると、そのたびに新しい環境で気持ちが不安定になり、半年~1年でようやく慣れ、さあそしたらまた次のステップへ…と、ただでさえ忙しい思春期に心が休まる暇がありません。
その点、6年間一貫ですごせるなら、学力、発達の凸凹にもじっくり向き合い、自分のペースで学び、成長していけるのではないか、と感じました。

最後に

中学受験の要否に決して「正解」はありませんが、わが家にとっては「息子が自分らしく過ごせる場所を探す手段」になり得ると感じています。

発達障害グレーゾーンの子どもにとって、環境の影響はとても大きい。
だからこそ、「どこで学ぶか」「どんな仲間と過ごすか」を親が一緒に考えてあげることが、将来の安心につながるのではないかな、と思っています。夫はどうだったかわかりませんが、私の中高時代は楽しかったから。
中学入学時、隣の席だった子と中2でけんかして口を利かなくなり、でもひょんなきっかけで高1でまた話すようになり、20年以上たった今でも遊ぶ仲の友達もいます。勉強も青春もゆっくりたっぷりの6年間をすごしてほしいと、迷いながらも、わが子の未来を信じて。
まずはお勉強を!頑張らないとです!


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