中古マンションをリノベし、3年ほど前から住んでいます。
リノベで採用して一番よかったのが下記のようなキッチンの多段シンク。
キッチンって、炊飯器置いて、コーヒーメーカー置いて、トースター置いて、、作業スペースがなくなりますよね。多段シンクならシンク内に上段、中段と複数枚のプレートを渡せるので作業面積が増え、また立体的な作業も可能に。
というわけで少しでも場所を有効に使うべく、我が家は多段シンクのキッチンで探しました。
多段シンクのメリット
・上段/中段にプレートを設置することで、単純に作業可能面積が広がる
・上段にまな板、中段にバットやざるなどを置くことで切った食材をそのまま、横に落とすように移動できる
・中段で揚げ物の衣付けをすれば作業台は汚れず、飛んだ粉類はそのまま水で流せる
・ゆでた食材の湯切り時に下に置かないので衛生的
・流水での作業も中段ですれば汚れなし・衛生的
・盛りつけ時のスペース増
など、シンク内で様々な作業がスムーズに行えるので、相当調理効率が上がりました。
どのメーカーを選んだのか
多段シンクのキッチンはトーヨーキッチンをはじめ、タカラスタンダードやクリナップなど、各メーカーから出ているのですが、
我が家の条件である「幅225㎝、多層シンク+ミーレ食洗器設置(45cm)」ができたのはLIXILのみ。
ということでリクシルに決め、リシェルSIというシステムキッチンを購入しました。
ちなみに多段シンクのデザインは他にも素敵なものがたくさんあります。
私が調べた中では6メーカーありました。リノベを考えている方、おすすめです。
①LIXIL Wサポートシンク
私が自宅で使っているものです。
△気になるところ
・プレートやレーンなど、正直パーツが多く、他メーカーのほうがすっきりしたデザイン。
・ミーレ食洗器を入れると、部品設置の兼ね合いで隣の扉が引き出しではなく開き戸になり収納効率ダウン
○良いところ
・すべてのパーツが取り外し可能なので、大型食洗器があればお手入れが意外としやすい
→ショールームで質問したところ「全パーツ食洗機可」とのことで、プレートは日々、
レーンやかご部分も週に1度ほど食洗器に入れすべてを洗浄。手間なく清潔に維持できています。
・プレート類はやや小さめで片手でも軽く持てるので取り回しやすい
【使ってみての感想】
・やはり多段シンクは使いやすい。見た目的にテンションは上がりませんが、快適な使い心地。
ちなみに排水溝のかご、封水筒も食洗器OK。1セット余分に購入し、食洗器で洗い替えながら使っています。洗い替え用の追加購入、便利でおすすめです。
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リクシル、大手だけあってシステムキッチン自体のオプションも豊富で、他にもコンセントをつけたりしました。
Wサポートシンク
https://www.lixil.co.jp/lineup/kitchen/richelle/parts/parts04.htm
②タカラスタンダード 家事らくシンク
ファンも多いタカラは何といっても「まるごとホーローキッチン」ホーローのの汚れ落ち◎なところ、マグネットがつくところが長所です。引き出しの中まですべてホーローなので調味料がこぼれても安心。マグネット対応で間仕切りなども多彩にできそうです。
ちなみに私はリクシルにしましたが、壁面パネルはホーローを別途貼り付けました。
○良いところ
・3層構造で多様な使い方
・まな板直結のごみポケットが使い勝手○。ごみポケット下に排水溝が来ているので水切りも衛生的
・ホーローキッチンのメーカーなので、キッチン壁面や扉等々に磁石がつき便利
△気になるところ
・スライドまな板が専用品のため、買い替えなど気軽にしにくい
・ミーレ対応は設置部分を空にし、あと工事は自分たちで手配+保証なしとのことでした。
(※2019年当時。最新情報はショールーム等でご確認をお願いします)
家事らくシンク/レミュー・トレーシアに導入可能
https://www.takara-standard.co.jp/product/system_kitchen/sink/kajiraku.html
シンプル3層のユーティリティーシンクEもあります/レミュー・トレーシア・リフィットに導入可能
https://www.takara-standard.co.jp/product/system_kitchen/sink/utility.html
③クリナップ CENTRO クラフツマンデッキシンク
○良いところ
・メーカーの最上位ラインだけあり、たたずまいがとても良い
・DUALCHEFという、IHとガスが両方ついた変わり種のコンロを選ぶことができる。またこのコンロのデザインも美しい
→今我が家はIHですが、火力に物足りなさを感じることがあるので、これはかなり良いです。
△気になるところ
・多層シンクというよりは、スライドする作業板がついていて、作業スペースが倍になるというタイプ
・225cmサイズ展開なし、ミーレは別途相談でした。
(2019年当時。最新情報はショールーム等でご確認をお願いします)
https://cleanup.jp/select/knowledge/article-028/
https://cleanup.jp/online-showroom/centro/sink/craftsman_deck/
④トーヨーキッチン 3Dシンク
私が初めに多段シンクを知ったのがこちらのCUBEキッチンでした。
百貨店の展示を見かけほかにない個性的なデザインに一目ぼれ。コンパクトな我が家にも置けて最高!だったのですが、間取りや導線の兼ね合いで見送ることにした経緯があります。今見てもいい…!
長方形のキッチン、壁付け、アイランド形式ももちろんあります。
○良いところ
プレートはじめ各パーツすべてスタイリッシュ
調理台プレートは耐荷重100kgと頼もしい
CUBEという正方形のキッチンもあり個性豊かで愛着間違いなし
△気になるところ
スライドまな板が専用品のため、買い替えなど気軽にしにくい
プレートや専用まな板がやや重たい
多段シンクのさきがけトーヨーキッチンでは
3Dシンクのほかにもパラレロシンク、4Dシンク、2Dシンク、2DSシンクなど全6種あり圧巻。
パラレロはかなり大型のタイプですが美しく憧れのシンク。
トーヨーキッチン 3Dシンク
https://www.toyokitchen.co.jp/kitchen/3d-sink/
トーヨーキッチン シンクラインナップ
https://www.toyokitchen.co.jp/kitchen/ino/
⑤ハウステック マルーレ マルチナシンク
こちらは実物は見ていないのですが、多段シンクの「ちょっとここが…」を解消するようよく考えられていて、使い勝手がよさそうな印象を受けました。
○良いところ
・多段シンクでもカラーシンクが選べる(ホワイト・ベージュ・ピンク・グレー)
・上段中段ともスライドせず、場所を絞ることで段差が少なくお手入れが楽
・収納時についてもよく考えられていて、まな板や水切りは、
シンク上、またキャビネット内にも収納可能。
・上段中段兼用で使用できるプレート
→使用しないときにかさばるので、これは良い!
△気になるところ
・上段は両端、中段は中央部分のみ設置可でスライドしないので、利便性はやや劣る
・まな板が専用品のため、買い替えなど気軽にしにくい
マルーレ マルチナシンク
https://www.housetec.co.jp/products/kitchen/marule/kirei.html
https://www.housetec.co.jp/online_catalog/
⑥永大産業 ラフィーナネオ スリーレイヤードシンク
こちらも実物は見ていないのですが、上段は細長いプレートをシンクの横に渡し、中段は縦に渡す個性的なスタイルです。
写真では奥側にある細長プレートを手前に寄せれば、まな板や一時的な物置きに活用できそうです。
○良いところ
・シンクの形状にエッジが効いており丸みの少ないデザインが良い
・プレートを渡すための凸凹がなくきれい
△気になるところ
・中段のプレートは、シンクのふちにかけるためかさばる形状になっている
・使用しないときの場所の確保が難しい
ラフィーナネオ スリーレイヤードシンク
https://www.eidai.com/product/kitchen/lafina-neo/
終わりに
広い家だったら、制約がなかったら、初めに気に入ったトーヨーキッチンを選びたい!ところですが、実際次の買替チャンスがあったとして、今より年齢が上がっているので、重さのあるトーヨーキッチンは避けるかな。美しさをとってクリナップも気になりつつ、、現実的には防汚・マグネットOKのホーローをとってタカラにすると思います。
どなたかのご参考になれば幸いです!
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