こんにちは。発達障害グレーの息子(5歳・年長)がいる、ももんです。
先日の就学相談の続きです。
前回受けた「田中ビネー知能検査V」の結果が出たので、
大人のみで再度就学相談へ行ってきました。
知能検査結果/できたこと・できなかったこと
気になる結果はIQ111、実年齢5歳に対し1歳4ヶ月ほどのプラスでした。
●できたこと、概ねできたこと
・物の名称(語彙)
・身体機能についての説明
・前の言葉と反対の言葉をこたえる
・問題場面への対応
・図形を動かして別の図形を作る
・数の概念、見本を見てのひも通しなど
●できなかったこと、苦手なこと
・絵の不合理には、場所を見つけられても説明がうまくできなかったり、
不合理に気付かない点もあった。
・図形の模写で、ひし形といったちょっと込み入った形?が難しい
・場面の理解と模写のような見て書き写す作業
・注意集中の持続、自分の興味を優先させてしまう。
・理解する力があっても、指示や状況に応じた行動が取れずに遅れることがある
・気がそれ、途中で別のことをしようとするが、取り組みに戻るよう促せば戻れる。
●園での様子
自治体の方に子供の園へ様子を見に行っていただいてのフィードバックとしては
・興味が別のところにあると指示が通りにくい
・片付けなど指示の際には対応できず、お友達が片付けを終了し、退室するようなタイミングでやっと自分が片付けを始める
・手が不器用で、例えばプールで頭にお水をかけると言った動作も、動きはやれるが、かかっていない。
…など、その姿が思い浮かび耳が痛いようなコメント。
●懸念点
・言語の試験では、表出が実年齢より1歳ほどマイナスである
・注意がそれる、集中しにくい
・自分の興味や思いつきを最優先させたがる
・不器用
が挙がってきました。
心理士さんからは、苦手である模写、なぞり書きなどをがんばるとよいとアドバイス。
今まさに取り組んでいて相当いやいやだな、、と思っていたのでよりサポートをしていこうと思いました。
自治体の方からは、普通級がよいでしょう、席替え時には一番前に座らせてもらうなどの工夫と、状況によっては学習支援員・支援級の検討をとのコメントを頂き、相談は一旦今回で終了となりました。
経過観察のために発達試験の再受験ってできるの?
発達試験については、前回の新版K式発達検査(DQ78・約1歳分の遅れ)から2年経過しているため、
現在の様子を知るために再受験の可否を伺ったところ、
K式は幼い子がするもので、この後はWISCやWAISという他の試験になるが、
頻繁には受けられない(2年に1回?)ため、就学後に受けるのが良いのではとのことでした。
WISCではより細かく得意不得意が出るとのことで、対策をとるのに何をすればよいかがよく見えそうです。凸凹があるので今回の全体のIQよりは低い数値が出るでしょうとのことでした。
目下の課題と就学までのサポートについて
息子は独自行動が多いとは言え、場の雰囲気自体には良くも悪くもつられるので、
定形の子たちのきちんとやる空気の中で、上手につられながら伸びていってもらえたら理想です。
あとはそもそも他の子に迷惑がかからないよう、会話がスムーズにできるよう、
集中する取り組み、表出の練習など、本人のできる範囲で親もサポートしていければと思っています。
また、今回の数値は嬉しいように思いましたが、実生活では
・集中力の持続できなさ・気の散りやすさ
・遅延性エコラリア
・会話のかみ合わなさ
・「ごっこ遊び」がごっこではなく「本人からのセリフの指示がある遊び」である
・思いを説明できないことによる「わーっ」という大きな声
・勝ち負けが受け入れにくくゲームを楽しめない
など、文字にして見ると課題はたくさん。
一番の課題である集中力について、現在は自宅や療育で
視界に必要なもの以外は目に入らないよう壁に向かって
ワークなどしており、効果を感じていますが、
貸会議室で習っている公文書写をのぞくと、書き終えた後
先生を待っている間に長テーブルのキャスターが気になり
触ってみたり、「あっ間違えちゃった」「これはむずかしいんだよな」と独り言を言ってみたり。
今はなるべく空いている時間に通っていますが、就学したら30何人の中に入るのか・・と思うと不安もあり。
※それでも、書写の開始当初は立ち歩いたり、椅子に何か書いて
先生に叱られたり…そこからすれば本人もよく成長しました
ひとまず体幹や手の力が弱く、不器用、転びやすいので、座って姿勢を保つだけの体幹をしっかりつくれるよう、月内に運動療育の体験に行く予定です。
一般的に運動療育は脳にもいい刺激があるとのことで、本人に合うと良いなと思っています。
1回目、就学相談の説明会
2回目、就学相談と田中ビネー受験
3回目、このページ
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